パックマン vs モンスター Part 1 - Who's Best? Top 25 of The Last 25 Years -
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■ESPNが直近25年間(2000年~2025年)のP4Pベスト25を公表

およそ1ヶ月前の先月6日、ESPNが直近(過去)25年間のベスト25(パウンド・フォー・パウンド)を公表した。当然のことながら、我らがモンスターとパッキャオのどちらがNo.1かという話ではなく、奇しくも同じ先月14日(現地:13日)に雌雄を決したカネロとクロフォードに焦点を当てる為である。
なのに、どうして「パッキャオ vs モンスター」に変わったのかと言えば、ボクシング・ビートに記事を寄稿する在米記者(キャッチ三浦のアメリカン・シーン等)であり、「マイノリティの拳」などの著作でも知られる三浦勝夫氏が、Yahoo! Japanの日本語版ニュースサイト内に持つ「西海岸からの風」と題した自身のコラムで、「モンスターvs.パックマン」との見出しでESPNの当該記事を採り上げたからに他ならない。
在米専門サイトへの英語版の寄稿はしておられないご様子で、あくまで日本国内限定の話題との前提をご理解いただいた上で、あれこれと感じたところを書き連ねる前に、まずはESPNが並べた25名のランキングと、三浦氏が公開した当該記事をご案内しなければ。
◎井上尚弥とマニー・パッキアオ。どちらが四半世紀最高選手に相応しいのか?
2025年9月5日/三浦勝夫
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/4a750fcad6500a7081bce2f4ac8875656dcb12ac
◎ESPN Top 25 boxers of the century
Canelo, Crawford, Mayweather: Top 25 boxers of the century
2025年9月6日/ESPN
https://www.espn.com/boxing/story/_/id/46113827/canelo-crawford-mayweather-ranking-boxing-top-25-boxers-21st-century
1位:フロイド・メイウェザー(米)
2位:マニー・パッキャオ(比)
3位:バーナード・ホプキンス(米)
4位:オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)
5位:カネロ・アルバレス(メキシコ)
6位:アンドレ・ウォード(米)
7位:テレンス・クロフォード(米)
8位:ファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)/J・M・M
9位:ロイ・ジョーンズ・Jr.(米)
10位:井上尚弥(日)
11位:ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)
12位:ジョー・カルザギ(英)
13位:エリック・モラレス(メキシコ)
14位:ヴァシル・ロマチェンコ(ウクライナ)
15位:オスカー・デラ・ホーヤ(米)
16位:ローマン・ゴンサレス(ニカラグァ)
17位:タイソン・フューリー(英)
18位:ミゲル・コット(プエルトリコ)
19位:ヴィタリ・クリチコ(ウクライナ)
20位:マルコ・アントニオ・バレラ(メキシコ)
21位:ケイティ・テーラー(アイルランド)
22位:ウラディーミル・クリチコ(ウクライナ)
23位:クレラレッサ・シールズ(米)
24位:ロナルド・ウィンキー・ライト(米)
25位:ティモシー・ブラッドリー・Jr.(米)
※選考委員
アンドレス・ヘイル(Andreas Hale/ライター:ESPN・BWAA)
マーク・クリゲル(Mark Kriegel/ライター・アナリスト:ESPN・BWAA)
ニック・パーキンソン(Nick Parkinson/ライター:ESPN・Daily Star Sunday)
ベルナルド・オスナ(Bernardo Osuna/ESPN・ESPNデポルテス)
アンドレス・フェラーリ(Andres Ferrari/ライター・編集者:ESPN)
ドローとノー・コンテストを含まない、いわゆるパーフェクト・レコードでキャリアを終えたメイウェザー(50勝27KO)、ウォード(32勝16KO)、カルザギ(46勝32KO)、同じく無欠の連勝を継続中のウシク(24勝15KO)、驚くべき増量を成功させ、カネロを封殺してしまったクロフォード(42勝31KO)らが名を連ねている。若いファンの皆さんなら、概ね理解を示してくれる面々と序列なのではないか。
中には、?(ハテナ)マークを付けたくなる名前も幾人か含まれていて、「うーん・・・」と首をかしげてしまう。とは言え、在米専門サイトのオールタイムランキング(過去25年間限定ではあるものの)に、これだけの顔ぶれを押しのけて日本のボクサーがトップ10入りの栄誉に浴することは、相当に高い確率で今後二度とないだろうから、この際素直に喜んでおくべきなのだろう。
軽量級としてはまさしく前代未聞、異常としか表しようのない31勝27KOのレコードはもとより、最軽量ゾーンから史上初の選出となったロマ・ゴンに続き、また東洋圏の出身としてパッキャオの後を追う形で、これもまた史上2人目のリング誌P4Pトップに登り詰めた上、2階級での4団体統一、世界戦の最多連続勝利の更新まであと1つ。
単純な比較はできないながらも、半世紀以上前にジョー・ルイスが成し遂げた26連勝に並び、年末(初見参となるリヤド)の更新がほぼ確定済み。
試合を積み重ねる都度、何がしかの記録を塗り替えて行くという点に関して、MLBで未曾有の成功を収めたイチロー,大谷翔平に肩を並べる存在と評して良いのではないか。
そして1位と2位を分け合うメイウェザー(5階級制覇)とパックマン(8階級)は勿論、ウシク(2階級+2階級で4団体統一)、カネロ(4階級+S・ミドル級4団体統一)、クロフォード(4階級+2階級で4団体統一)、ロイ・ジョーンズ(ヘビー級を含む4階級+L・ヘビー級3団体統一+長期防衛)、デラ・ホーヤ(6階級)、コット(4階級/プエルトリコ史上初)、ロマチェンコ(3階級+ライト級3団体統一+五輪連覇/プロアマP4P1位)等々、複数(多)階級制覇はもはや当たり前の状況。
現代を代表するダーティ・ファイターとして、また稼げない不人気王者として、長い間不遇を囲ったミドルの番人ホプキンスが、認定団体が4つに分裂した80~90年代以降、2005年に初めて4本のベルトをまとめた後、女子が先行した複数階級に及ぶ4団体・3団体の統一は、クロフォード(2017年S・ライト/2024年ウェルター/2025年S・ミドル)とウシク(2018年クルーザー/2024年ヘビー)、ジョシュ・テーラー(2021年S・ライト)、カネロ(2021年&2025年S・ミドル)、ジャーメル・チャーロ(2022年5月S・ウェルター)、デヴィン・ヘイニー(2022年ライト)の6名が立て続けに達成。
我らがモンスター(2022年12月バンタム/2023年S・バンタム)もその列に並び、ドミトリー・ビヴォルを破ったアルトゥール・ベテルビエフ(2024年10月L・ヘビー)、そのビヴォルが再戦でベテルビエフにリベンジを果たす等々、男子でも珍しくなくった。
さらに、歴史の浅さゆえに仕方のない事とは言え、これまでほとんど顧みられることの無かった女子からも、無人の野を行く女王クラレッサ・シールズ(17勝3KO/5階級+2階級で4団体統一)と、女子ボクシング史上初の100万ドルファイトを実現したケイティ・テーラー(2階級+2階級で4団体統一)の両巨頭が登場。
体格差のハンディを乗り越え、ケイティと三度び拳を交えた女パッキャオことアマンダ・セラノ(7階級+フェザー級4団体統一)が選から漏れたことは返す返すも残念で、正直なところ驚きを禁じ得ない。アマンダとケイティでなければ、女子初の100万ドルファイトは実現していなかった。クラレッサとケイティを入れるなら、アマンダを外す選択肢は有り得ない。今からでも遅くないと、半ば本気で訂正を促したい気持ちに駆られてしまう。

90年代の王国アメリカで、女子ボクシングの勃興を牽引したスター第1号クリスティ・マーティン、無敗のまま引退したレイラ・アリ(モハメッド・アリの愛娘)、人気では常にレイラの後塵を拝したものの、実力No.1の評価を受け続けたアン・ウルフ、男女含めて史上初の主要4団体統一を果たしたセシリア・ブレイクフス、総合でも大活躍したホーリー・ホルム、ドイツの女王レッジーナ・ハルミッヒ、メキシコを代表する2強ジャッキー・ナーヴァとアナ・マリア・トーレス、アルゼンチンの2大スター,マルセラ・アクーニャとジェシカ・ボップ、女子格闘家史上最強と謡われるルシア・ライカ等々、人気と実力を兼ね備えた才色兼備の面々を推す声も多いに違いない。
2004年~2008年にかけて主要4団体の承認を受けた女子ボクシングは、五輪の正式競技に迎えられた2012年ロンドン大会を大きな契機として、本格的な活動に拍車をかけた。まだまだ歴史は浅く、60キロを超える階級は選手層の薄さが顕著になるが、多くの才能を輩出しており、男子と分けてP4Pベストを選び表彰すべしとの意見もあるだろう。
実際に昨年夏、ESPNは男女別の「21世紀トップ10」を公表済みだ。選者はニック・パーキンソン。
◎Ranking the top 10 women's boxers of the 21st century
2024年7月26日
https://www.espn.com/boxing/story/_/id/40590132/boxing-ranking-top-10-women-boxers-2000
1位:C・シールズ
2位:K・テーラー
3位:A・セラノ
4位:C・ブレイクフス
5位:L・アリ
6位:C・マーティン
7位:H。ホルム
8位:A・ウルフ
9位:R・ハルミッヒ
10位:J・ナーヴァ
◎https://www.espn.com/boxing/story/_/id/40588404/boxing-ranking-top-10-men-boxers-2000
1位:メイウェザー
2位:パッキャオ
3位:ホプキンス
4位:R・ジョーンズ
5位:デラ・ホーヤ
6位:カネロ
7位:ウォード
8位:J・M・M
9位:カルザギ
10位:V・クリチコ
女子においても、25名を選び出すこと自体はできる。できるけれども、1人残らず歴史的グレートと評して良いのかどうか。どこまでの説得力を持ち得るのか。そこは疑問を残すことにならざるを得ず、僭越ながら10名に絞ったのは正しい判断だったと思う。
いかに米国と言えども、人気の凋落傾向が明らかなボクシングについて、今回の選抜を男女差別と捉える批判的勢力が現れることはないと思うけれど、今後のオールタイムランキング(P4P・階級別を問わず)作成時において、男女混合の是非は小さからぬ課題となりそうだ。
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ESPNが「過去25年間のベスト25」を選抜・公表するのは今回が初めてではく、2016年にも同様のランキングを策定している。1990年~2015年までの25年間を評価の対象としたもので、3位以下には90年代に全盛を誇ったレジェンドたちの名前がズラリと並ぶ。
◎2016年 ESPN #P4Prank of past 25 years
1位:メイウェザー
2位:パッキャオ
3位:B・ホプキンス
4位:R・ジョーンズ
5位:フリオ・セサール・チャベス(メキシコ)
6位:デラ・ホーヤ
7位:イヴェンダー・ホリフィールド(米)
8位:パーネル・ウィテカー(米)
9位:J・M・M
10位:リカルド・ロペス(メキシコ)
11位:フェリックス・トリニダード(プエルトリコ)
12位:レノックス・ルイス(英)
13位:M・A・バレラ
14位:カルザギ
15位:シェーン・モズリー(米)
16位:ジェームズ・トニー(米)
17位:A・ウォード
18位:E・モラレス
19位:W・クリチコ
20位:ロマ・ゴン
21位:M・コット
22位:ナジーム・ハメド(英)
23位:ウィンキー・ライト
24位:ゴロフキン
25位:テリー・ノリス(米)
※選考委員
テディ・アトラス(Teddy Atlas/トレーナー・ESPNアナリスト・ヒストリアン)
ブライアン・キャンベル(Brian Campbell/ライター:CBS Sports)
ナイジェル・コリンズ(Nigel Collins/元リング誌編集長・ヒストリアン)
ウォレス・マシューズ(Wallace Matthews/ライター・キャスター・大学教授/N.Y.ポスト・N.Y.タイムズ・ESPN・Yahoo! Sports・BWAA)
カルロス・ナルバエス(Carlos Narvaez/ESPN・BWAA)
ベルナルド・ピラッティ(Bernardo Pilatti/ライター・インフルエンサー/ESPN)
ダン・ラファエル(Dan Rafael/USAトゥデイ・BWAA・WBN・元ESPNボクシング部門主管)
エリック・ラスキン(Eric Raskin/ポッドキャストRaskin&Mulvaney・BWAA・Boxing Scene・ESPN・元リング誌編集主幹)
サルバドール・”チャヴァ”・ロドリゲス(Salvador "Chava" Rodriguez/ESPN・ESPNデポルテス・ESPNノックアウト)
トップ3に並んだマネー・メイ,パックマン,B-HOPが、2度の選出で変わっていない点を除くと、4位以下に90年代に全盛を誇った拳豪たちがズラリと居並ぶ2016年版と比較すると、2025年版は選手の粒が小さくなった感が否めない。
(1)ウォードの急上昇(17位→6位)
(2)カルザギの横ばい(14位→12位)
(3)カネロの高評価(増量+GGG撃破の為PEDに手を出してしまった)
(4)より深刻化の度合いを増すヘビー級の凋落(人材の枯渇)
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※ウシク.フューリー.クリチコ兄弟をどう見るか・・・
クルーザーとヘビーの2階級で4団体を統一したウシクは本当に素晴らしい。母国を襲ったおぞましい悲劇を克己しての偉業であり、30年以上も前に「スピードはパワーを凌駕する」と断言した名コーチ,アレクサンドル・ジミンの言葉をあらためて立証してくれたことも含めて、文句の付けようがない見事な結果を残している。
ただし、ステロイドに頼る前のホリフィールド、ドワイト・ムハマド・カウィにカルロス・デ・レオン、マーヴィン・カメルらが割拠していた草創期(70年代末~80年代半ば過ぎ)のクルーザー級トップに割り込めたのかどうかについては、正直なところ疑問符が付く。
そして全盛のマイク・タイソン(1985~87年)とラリー・ホームズ(70年代後半~80年代初頭),マイケル・スピンクス(80年代)前半)に伍していけのかと問われると、そこにはさらに大きな?マークを付けざるを得ない。
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選者の顔ぶれも違う。ご意見番のオールド・テディ、1回目の就任で破綻状態だったリング誌の経営を立て直し、2000年代初頭の再登板時には伝統のリング誌認定王座を復活させたナイジェル・コリンズ、ESPNのボクシング部門を長らく率いたダン・ラファエル、20世紀後半~21世紀初頭にかけて、一家言を持って王国アメリカのボクシング・ジャーナリズムに寄与貢献したウォレス・マシューズの4名が、総勢9名からなるボードの権威と信頼に重みと厚みを加えてくれる。
然は然り乍ら(さはさりながら)、メイウェザーとB-HOPが過去35年間を通じて、オールタイムP4Pの1位と3位というのは・・・。それもまた致し方のないことと諦めつつ、大きな疑問符を付けずにはいられない。
◎2016年及び2025年のベスト10(ESPN選出)
<1>1位~3位

<2>4位・5位

※左から:R・ジョーンズ,ウシク(4位)/チャベス,カネロ(5位)
<3>5位・6位

※左から:デラ・ホーヤ,A・ウォード(6位),ホリフィールド,クロフォード(7位)
<4>8位・9位

※左から:ウィテカー,J・C・マルケス(8位),J・C・マルケス,R・ジョーンズ(9位)
<5>10位

※フィニート・ロペス(左)とモンスター(右)
最近の若いファンの皆様が、概ねメイウェザー支持に傾くのは止むを得ない。何時だったか、エキサイトマッチでもメイウェザーを礼賛する特集番組を組んで、ゲストの芸能人(だったと記憶する)がひたすら誉めそやしていた。
しかし、パックマン・フリークを公言して憚らないアイアン・マイク・タイソンを筆頭に、王国アメリカにはかなりの数の”アンチ・メイ”がいて、批判的な論調を展開する著名な識者やボクシング・インサイダーも少なくない。
90年代後半からESPNでアナリストとして活躍し、HBOでもラリー・マーチャント,ジム・ランプレイ,ハロルド・レダーマンの重鎮に混じり、熱い論説を繰り広げる姿がお馴染みのマックス・ケラーマン、メイウェザーとの比較において、終始一貫パッキャオを推し続けたスキップ・ベイレスがその代表格だろう。
古巣が公表したベスト25について、早速ケラーマンが異を唱えている。
◎マックス・ケラーマン、P4Pリストでマニー・パッキャオはフロイド・メイウェザーより上位だと語る | INSIDE THE RING
2025年9月11日/リング誌公式チャンネル(オートダビング版)
※言語設定は是非ともオリジナルの英語でご視聴を!
2018年の暮れ、リード・アナリストを務めていたHBOがボクシング中継から撤退した後も、変わらずESPNで活動を続けたケラーマンたが、2023年にその職を失った。メイウェザーが大好きなスティーブン・A・スミスとの折り合いが悪く、人気トークショー「First Take」での対立は番組の名物でもあり、互いの理解に基づくスリリングな弁論のバトルだと思っていたが、どうやらスミスの怒りは本物だったらしい。「ヤツを下ろせ!」と訴えていたという。
ケラーマンが四半世紀余り働いたESPNを追われた時、「SAS(サス:スミスの愛称)の差し金に違いない」との噂が公然と語られた。同胞である筈の黒人ファンの中にも一定規模のケラーマン支持層が形成され、さらに拡大の兆候を見せ始めたことにスミスが危機感と焦りを募らせ、過剰な反応に突き進んでしまったというが、例によって真偽のほどは定かではない。
こうしてスミスの主張が通り(?)、ケラーマンは2021年に降板を余儀なくされ、それから2年後の2023年には解雇の憂き目に逢う。勿論ただ黙ってクビを了承した訳ではなく、ESPNもそれなりの代償を支払った。小さからぬ影響力を確立していたケラーマンは、自身の転職を2年間我慢する代わりに、1千万ドル超のキャッシュを手にしたとされる。
リング誌(リヤド・シーズン)とDAZNが組んで先月始まったボクシング情報番組、「インサイド・ザ・リング(Inside The Ring)」の司会者に就任したケラーマン。ボクシング・メディアへの2年ぶりの復帰について、かつての怨敵スミスも祝辞を贈ったというが・・・。
捨てる神あれば拾う神ありとは良く言ったもので、リング誌とESPNで健筆を振るうマイク・コッピンガーとコンビを組み、番組の顔として以前と変わらぬ健舌を振るいまくっている。
そして、DAZNでもAmazon Primeでもなく、Netflixの配信が大きな話題の1つになったカネロ vs クロフォード戦をプロモートしたダナ・ホワイト(Zuffa Boxing)が、「これこそオールスター(ブロード)キャスト」だと胸を張った総勢12名の放送&解説陣に、BWAA(Boxing Writers Association of America)のメンバーでナット・フライシャー賞の受賞者でもあり、ESPNの番組制作にも関わった文筆の重鎮マイク・クリーゲルとコッピンガー、ESPNでの解説が好評を得ていたアンドレ・ウォードの3名とともに、ケラーマンもアナリストとして加わった。
無論のこと、12名のブロードキャスト・チームにスミスの顔と名前は無い。

◎NETFLIX SETS ALL STAR BROADCAST TEAM FOR CANELO CRAWFORD SUPERFIGHT
2025年8月22日/リング誌公式サイト
https://ringmagazine.com/en/news/netflix-sets-all-star-broadcast-team-canelo-alvarez-terence-crawford-max-kellerman-andre-ward
いずれにしても、すべてはトゥルキ長官の思し召し次第。長官の仰せとあらば、犬猿(?)のケラーマンとスミスが、明日呉越同舟していても何の不思議もない。ボクシング界を席巻するサウジのオイル・マネーに喰らい付き、メガ・ファイトの興行権を手中に収めたダナ・ホワイトの鼻息も荒くなるばかり。
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◎ESPNの2016年版当該記事
<1>#P4Prank: Nos. 25-16 of past 25 years
2016年3月7日
https://www.espn.com/boxing/story/_/id/14922956/ranking-top-25-pound-pound-boxers-25-years
<2>#P4Prank: Nos. 15-11 of past 25 years
2016年3月31日
http://www.espn.com/boxing/story/_/id/14969734/ranking-top-25-pound-pound-boxers-25-years
<3>#P4Prank: Nos. 10-6 of past 25 years
2016年4月1日
http://www.espn.com/boxing/story/_/id/14969842/ranking-top-25-pound-pound-boxers-25-years
<4>>#P4Prank: No. 5 of past 25 years
2016年4月4日
http://www.espn.com/boxing/story/_/id/14969864/ranking-top-25-pound-pound-boxers-25-years
<5>#P4Prank: No. 4 of past 25 years
2016年4月5日
http://www.espn.com/boxing/story/_/id/14969875/ranking-top-25-pound-pound-boxers-25-years
<6>#P4Prank: No. 3 of past 25 years
2016年4月6日
http://www.espn.com/boxing/story/_/id/14969879/ranking-top-25-pound-pound-boxers-25-years
<7>#P4Prank: No. 2 of past 25 years
2016年4月7日
http://www.espn.com/boxing/story/_/id/14969990/ranking-top-25-pound-pound-boxers-25-years
<8>#P4Prank: No. 1 of past 25 years
2016年4月8日
http://www.espn.com/boxing/story/_/id/14970037/ranking-top-25-pound-pound-boxers-25-years
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